漸く時代が追い付いてきた感

_9a0c8430-b380-489d-b218-df8529663d2a年初からCore Contributorの動きが活発化し、なんとはなし、時が満ちるのが近付いてきている気配のあったCoreチェーン。
昨夜公式mediumに投稿された 'DECODING CORE CHAIN PART 1: WHAT IS CORE CHAIN?' というarticleは非常に直截的な表現でCoreというプロジェクトを説明しています。 これまでもmediumに投稿されたarticleは格調の高い良質なものばかりでしたが、今回もその例に漏れず、読んでいてとても心が洗われるような文章です。全4回のシリーズで投稿されるので、当ブログでもその内容に迫ろうと思います。

https://medium.com/@core_dao/decoding-core-chain-pt-1-what-is-core-chain-77831b088a67


また、YouTubeにCoreDAOの考えるRunesやOrdinalsというBitcoinに機能を付加する試みについて以前にコインテレグラフでinterviewを受けた @richrines が語った内容を再構成して投稿されていますのでこちらも確認しておくべきでしょう。

Coreチェーンの目的

Coreは新規ローンチしたL1ブロックチェーンであり、表面的にはそのコンセンサスアルゴリズムはPoSによるブロック生成ですが、詳細は後述しますがそれだけではありません。
煩雑になるのでまずPoS側について説明します。15年前のBlockchain黎明期とは違い、現在のチェーンは他チェーンとの競合に勝つためにTPS(Transaction Per Second)が必要であり、それを可能にする方策としてコンセンサスアルゴリズムがProof of Stake(PoS)となるのがトレンドです。例えば、Ethereumも2022年9月のThe MergeでそれまではBitcoinと同じProof of Work(PoW)だったコンセンサスアルゴリズムを、Beaconチェーン(PoS)をEthereum本来のコンセンサスレイヤーにマージして、コンセンサスレイヤーのPoWプロセスを停止するという荒業で強引にPoS化を果たしています。これは、Bitcoin~Ethereumと進んできたBlockchainの歴史において、ハイスピードチェーンであるBNB(当時はBSCチェーンでした)やSolanaといった高TPSチェーンに追い上げられるのを嫌ってのアップグレードです。
PoWではブロック生成サイクルが長く(例えばBitcoinは10分に1回)ですから、現代の様々な取引において求められる高速な決済には不向きなのです。せめてクレジットカード決済と同等のTPSが必要だという多くの声があって、PoWは徐々に廃れていきます。これにはPoWが膨大なコストを必要とする側面もあったのを記憶しておく必要があります。
さて、PoSではブロック生成サイクルは分の単位ではなく秒単位で生成可能です。これが何を意味するのかというと、例えばとあるブロックチェーンのWalletで仮想通貨決済を行った場合、わずか数秒のレイテンシーで決済が完了するということになります。それは言い換えれば、スマホでの決済を承認されるのに待つ時間が数秒で済むということなので、十分に実用的なレベルに到達しています。
伝統的なPoWを維持するBitcoinチェーンでは1日に144個、つまり10分に1個しかブロック生成ができませんので、高速な決済を日常使いでしたいuserにとっては使いづらいチェーンでした。その対策がライトニングチェーンであったりです。
さて、我らがCoreチェーンではどうかと言うと、1日に86,400個のブロックを生成するので、1時間当たり3,600個、1分あたりでは60個、1秒あたり1個のブロック生成となります。つまり秒で決済が可能になるのです。
良いことづくめのようなPoSですがマイナス面はないのかと言うと…。
PoSをコンセンサスアルゴリズムに選択したチェーンではPoWに比べてセキュリティ上の不安点が解決できません。ゆえに現在もPoWチェーンは存在していて、特にBitcoinは初期からのPoWを維持するために膨大なコストを払っています。
ではなぜEthereumはPoSへの移行をしたのかという疑問が浮かびますし、これはこの数年というスパンでのBlockchainを取り巻く大きな焦点でもありました。Ethereumチェーンは本体のL1を始めOrbitチェーンであるサイドチェーンPolygon、L2であるOpやZkEVMを始めとした様々なロールアップが次々と立ち上がり巨大なecosystemを形成しました。これは、OriginであるBitcoinチェーンには無い機能、スマートコントラクトとEVM対応というプラットフォーム機能を持っていたことが要因です。そして、まさにその要因こそがEthereumをしてPoWを捨ててPoSへと移行せざるを得なかった原因となったのです。つまり、Ethereumは余りにも可用性に富んでいてBlockchainのことスケーラビリティという視点で見たときに唯一の選択肢となってしまった時期が訪れていたのです。そのせいでEthereumは肥大化してしまい、混みあったチェーンではただでさえ大したことのないTPSが遅くなり、ガス代の高騰が進みました。確かに、世代に一つあれば済む真に強力なBlockchain(それをVitalik Buterinはワールドコンピュータと呼んでいますが)に一番近付いたのがその時のEthereumだったのでしょう。
しかし、そのような強大なブロックチェーンは最強のセキュリティを持っていないとならないはずです。ワールドコンピュータが簡単にハックされたり、頻繁にダウンタイムを発生してフォークなどを引き起こしていたら世界中の取引(公共交通機関を利用したり、食事の会計をするのにもそういったチェーンが使われているはずですから)が成立しなくなるのです。

そういった状況下にあった5年ほど前のタイムラインに、密やかにCoreプロジェクトが産声をあげます。
それを説明しているのがmediumに投稿されたシリーズのarticleです。愉しみですね?
ちなみに、現在シリーズの2編めまでがアップされており、それらを読んだところ従来のホワイトペーパー・テクニカルホワイトペーパー、そしてCore Blockchain Originを3月から4月にかけてのSatoshi Plus Consensusのアップグレードなどを織り交ぜて再構成したものだと見えます。
つまり、これを読めばCoreについては100%に近い理解ができる内容ですのでぜひ、mediumにアクセスして読み解いてみてほしいと思います。
mediumはアプリで読むより、ブラウザで開いた方がインラインで翻訳しやすいので、ご利用のブラウザで開いてみるのがオススメです。
詳細な内容については、4編がアップされたら再度まとめる予定です。
想定より長い文章になってしまったので、今回はここで終了します。

APPENDIX


さて、ここでいつものテンプレです。
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更に詳しい情報を知りたい方(本文中に出てきたCOREマイニングとCoreプロジェクトに関する記述はほとんど網羅しています)は、BTCs=CORE / Bitcoin3.0 COREマイニングガイドをお読みください。




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また、SatoshiAPP / OEXAppについては、こちらのカテゴリ内にある過去記事を参照ください。