他のPJに現を抜かすとこれだから困る

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CoreチェーンのコンセンサスプロセスであるDPoS(Delegate Proof of Stake)のValidatorは5月に発表された通り現行の21ノードから31ノードに増やす計画が進行中。元々Coreチェーンの進化元であるBSCチェーンのDPoSでValidatorセットが21ノードだったのが由来であろうことはホワイトペーパーなどで明らかなのですが、ノードが増えることは分散化の観点からも好ましく、Validator選出競争が激しくなって脱落するValidatorも出てきそうではありますがL1チェーンの責任と理想の為には為すべき変更だと思えます。
Coreチェーンのネイティブ通貨COREは未だ2USDT未満で、毎日のDPoSからのブロック生成に伴う報酬も86,400 CORE/day(3秒毎3個生成されるブロック生成1個あたり1CORE)ですから、仮に31ノードに頭割りで配分した場合のValidator報酬は2,787 CORE/dayでしかありません。更にDPoSのValidatorにはコインをdelegateするCORE HolderとBitcoinチェーンのBTCマイニングにおいて前週同日の生成ブロック量をdelegate可能な為、BTCブロックを生成できるようなマイニング企業がBTCハッシュ(実際にdelegateする単位は生成したブロックの個数)をdelegateしていますし、最新の4月アップデートではBTCをオンチェーンステーキングとしてdelegateすることが出来るようになり、それら3種類のdelegatorに配分が必要になります。それゆえ、ざっくりと報酬の50%をdelegateに対する報酬に回すと考えて、1,393 CORE/dayがひとつひとつのValidatorたちの最終的な取り分になると考えられます。現状の価格評価では2,000 USDTにも満たない額です。
Coreチェーンのオンチェーンステーキング(DPoS)ではそのValidatorにはHuobi/MEXC/OKX/Bitget といったTier 1のCEXが稼働済みで、その他にもBlockchain関連の団体が多く参加しています。7月にはAnimoca BrandsがValidatorとなりコアなファンの間では話題になりました。L1としてのLaunch直後は初期ノードとしてDAO Validatorが複数稼働していましたが、初期の上限21ノードを超えるValidatorが揃うと順次初期ノードは停止しました。BTCハッシュのdelegateが実際に稼働し始めるとやはり運営が用意したDAO Mining Poolが複数立ち上がりましたが、こちらもBTCハッシュが既に総ハッシュ量612EH/sのうち326EH/sもdelegateされているので、今後は順次停止することになるでしょう。
Validator報酬がUSDT換算では驚くほど小さいのですが、名のある大手仮想通貨取引所やDeFi、Gameプロバイダーなどが参画しているのはなぜでしょうか? 

CEXの場合、COREをリスティングしているのでその関連金融商品(なんとかEarnとかなんとかPoolとか言ってるいわゆるCEX主宰のステーキングプログラムなど)の顧客への報酬の原資として、オンチェーンのステーキングを使っています。オンチェーンのステーキングは最高効率なので報酬レートはCEXが主宰するものより当然高くなり、利ザヤを取ることが可能です。
DeFiもCOREのステーキングを行うのでCEX同様の目的でValidatorとなっていますが、この構造はCEXやDeFiを利用するuserから見た場合、Coreオンチェーンのステーキングに参加する手間を当該のCEX/DeFiに代行してもらってその代わりにステーキング時に手数料を取られることに等しいです。つまり、user自身が直接オンチェーンでDPoSのステーキングにdelegateすればそういった手数料さえ支払う必要のない最高効率でステーキング出来るということであり、それこそがweb3でありCoreの狙いでもあるのです。
Blockchainの寿命は、ブロック生成(とそれに伴うマイニング報酬が発生するPoW)が稼働している期間をそれと想定するならBitcoinは132年であり、Coreは81年です。Bitcoinは21万ブロックの生成(約4年)毎に半減期を迎えるので、6回目の半減期が訪れる2032年頃にはブロック生成報酬が1ブロックあたり1BTCを下回ります。4回目の半減期を迎えた現時点でもBTCマイナーの収益性は厳しくなっているので、今後はBTCマイナーのマイニングを保護し助成するような仕組みがどうしても必要です。このブログや別サイトで再々書いてきた通り、その一端がCoreという新規チェーンローンチの要因です。いずれにしてもブロックチェーンは人の一生に等しいスパンで持続するシステムなので、僅かな手数料さえuserが自らオンチェーンでのステーキングなどに参加することで削減出来るならするべきなのです。
そういった長期的スパンでブロックチェーンの新規ローンチは計画され実行されるのですが、Coreもプラットフォーム機能を持つEVMチェーンとして立ち上がったのは当然Ethereumを置き換えるという戦略的な意図を持っています。
いわゆる「Ethereumキラー」です。
その為、L1上はおろかL2やL3、サイドチェーンと言ったOrbitチェーン圏までのecosystemを構築していくことは計画段階からの織り込み済み事項であって、実際にローンチ後の進展はそれを裏付けるものです。Ethereumも(直近ではSolanaやTON)そうだったように、プラットフォーム型のL1チェーンはそのecosystemの成長に伴ってネイティブ通貨が価格評価を上げていくものなので、非常に多くのオンチェーンプロジェクトが動いているCoreチェーンのネイティブ通貨COREもいずれは上げていくものです。Coreチェーンのecosystemがどの程度の規模なのかを測るには、例えばDEXの数を数えてみるのは良いアプローチかもしれません。当初#1 DEXだったShadowSwapをはじめ、他チェーンからやってきたIcecreamSwap、LFGSwap、ArcherSwap、CoreSwap、それにマルチチェーンなUniSwapはもちろん当初からCoreに対応していますし、SatoshiAPP上で1年にわたりAirdropをしたOpenEX、今年の1qから戦略的にキャンペーンを打っているBTCfiという取り組みの中でCorEXやGlyphExchange、他にも多数のDEX機能を持つdAppsがオンチェーンに存在します。Coreは初期EthereumのDPoS改良版であるBSC(現BNB)を更に進化改良したEVMチェーンの最新型ですから、進化元のEthereumチェーンやBNBチェーンのDEXやその他のdAppsは再コーディング無しに簡単に移転が可能なので、当然今後も流入してくるプロジェクトが跡を絶たないでしょう。
ecosystemがある程度成長するまではネイティブ通貨が価格を上げない方が他チェーンからの移転や新規ローンチの助けとなります。
それはCoreDAOがローンチ直前にアナウンスしていた、CoreはDigital Cityを形成するというフレーズの真意を考えれば容易に理解が可能です。つまり、現実世界でも新しく商業Hubを構築するには開発が既に進んでしまった都市より新規に都市計画を立ち上げて開発した方が安上りであり効率も良く何よりすべてをフリーハンドでプラン出来るのですから、ブロックチェーンでもレガシィを持たない新規ローンチこそ最高効率で計画を実施することが可能なのです。簡単に言えば、土地代や物価が低い方が開発を進めやすいし流入人口も多くなるということでしょう。今はまだ安過ぎるように思えるCOREの価格評価やCoreのコンセンサスプロセスに関わるValidatorやDelegate参加者への報酬が(USDTベースでは)安過ぎると考えるのは短絡的であって、CoreはトラディショナルなLayer 1チェーンであるのですから、USDTなどという現実世界の法定通貨にペグされた指標に捉われるのは無意味だと考えます。コミュニティーの古株と言えるCOREマイナーたちにとっても現在のCORE価格は受け入れがたいようで、性急に対処を求めるような叫びをSNSでもよく見ますが、L1チェーンは言ってみればひとつの国家、いやひとつの惑星もしくは世界と考えて差し支えないので、その世界(ecosystem)のネイティブ通貨1枚の価値はネイティブ通貨1枚です!
ビットコイナーが言う通り、「1BTC=1BTC」であってCoreチェーンの場合は「1CORE=1CORE」です。すべてを包含する世界(ecosystem)を持つL1チェーンにとって、その世界で暮らすには他の異世界のネイティブ通貨や現実世界の法定通貨との兌換性などは本来まったく必要が無いのです。
いや、必要無いは言い過ぎですが、ひとたびCoreチェーンにオンボードしたならば、追加の法定通貨を送ったりしない限りにおいては必要が無いです。同様に、現実世界にCOREから法定通貨にした資金を戻す時以外はやはり必要が無いです。

新規ValidatorにSatoshiAPPが登場

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イントロが長くなってしまいました…。
さて、今回のキモですが、7月26日にSatoshiAPPが立てたValidatorノードがHybrid Scoreを無事メイクして選出されていたことに昨日ようやく気が付きました。SatoshiAPPはCoreチェーンがローンチする前から初期の分散化をAPPマイニングという手法で実施する為に使われたAndroidアプリです。 「初期の分散化」というのは実はBitcoinの初期の分散化が失敗に終わったことを範として、より確実により多くの一般userに、少しずつCOREを保有してもらうことを狙いとして2年にわたり実施されました。Launch前の事前マイニングというのは感覚としては意図的なuser選別が行われて危ういのではないかと感じるのですが、Coreチェーンの場合は最終的には11Mの有効アドレスがこのマイニングに参加しましたので、他のAPPマイニングプロジェクトとは一線を画するように考えます。
逆に、事前マイニングが明らかにおかしなものに、いま流行っているTON(Telegram Open Network)チェーンのInitial Proof of Workがあります。TONのTokenomicsは、初期のハードキャップ5B TONの僅か2%未満だけをDevに割り当てているように見せていますが、事前マイニングで残りは全て採掘されており、採掘されたTONの85%以上をTON財団に所属する少数の相互接続されたマイナーがMintしたとのブロックチェーン分析サービスの調査結果が報告されています。つまり運営チームや財団に過半のTONが割り当てられているということです。これでは分散化とは全く反対の中央集権的なチェーンだと言わざるを得ません。TONにはTelegramという巨大なSNSがあり、そのコミュニティは膨大なuserを持っているので、分散化しやすいはずなのですが、Devの思惑は別にありそうです。
話を本題に戻し、SatoshiAPPはそういった経緯を持つアプリでありCoreDAOとの公式Partnershipを持つプロジェクトです。両者の関係は2020年12月12日のCoreにとってのOrigin Block(Block 0)生成時点まで遡ることが可能で、それはつまりSatoshiAPPのDevはCoreDAOのインサイダーと見て問題ないということでもあります。Validatorは本質的にそのチェーンと関わりの深い企業や団体がノードを立てる傾向が強く、それはひとつには上でも述べた通り、ブロックチェーンの寿命、経済的活動は100年スパンで持続するものなので、初期Contributorや支援組織がValidatorとなってその経済活動の根幹となるオンチェーンのコンセンサスプロセスに参画するのは当然のことです。
いま、SatoshiAPPがようやくValidatorとしてそこに参画してきたことはCoreを長く見てきた私たちCOREマイナーはもとより、ブロックチェーンのウォッチャーや仮想通貨ファンにとっても望ましい出来事だと考えられます。

APPENDIX

さて、ここでいつものテンプレです。
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https://www.btcs.fan/invite/4iseq



更に詳しい情報を知りたい方(本文中に出てきたCOREマイニングとCoreプロジェクトに関する記述はほとんど網羅しています)は、BTCs=CORE / Bitcoin3.0 COREマイニングガイドをお読みください。



Coreチェーンecosystemでの最初のOrbitチェーンかつAIチェーンとなりそうなOpenEXの公式アプリOEXAppも同時に進めるとより効率的なCoreチェーンにおける資産形成を助けるはずです。
まずはdownloadしておさわりをオススメします。

OEXAppをダウンロード
上記リンクの飛び先で、GooglePlayを除いたv0.4.12が選べるGithubかIPFSからダウンロードします。


Airdropで得た仮想通貨はオンチェーンでの運用後、最終的には国内の取引所でJPYに交換することになりますので、まだ国内取引所に登録がない方はこちらもどうぞ。
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また、SatoshiAPP / OEXAppについては、こちらのカテゴリ内にある過去記事を参照ください。

新規Airdrop Projectが突然開始

L1のブロックチェーンHaven1のネイティブ通貨$H1を事前の前フリはPartnershipを報告するポストのみで唐突に開始したSatoshiAPPでの新規Airdrop。

Haven1は REKT耐性のあるEVMチェーンなL1のブロックチェーンとの触れ込みです。
12,000,000 $H1を2024.9.28 10:00(UTC+7)までの期間でエアドロップする予定です。

詳細が判明したら詳しく書いてみたいと思います。