もうすぐWithdrawalになる$DOGS

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今年4月20日のBitcoin半減期後、仮想通貨界隈のトレンドはミームコインに移って、それはSolanaチェーンを中心に進んできました。一方で、もう一つの話題の中心にThe Open Network(以下TON)のecosystem拡大があります。さて、そのTONチェーンで大きなムーブメントを起こしているmemecoinプロジェクトDogs Communityのトークン$DOGSはまもなくWithdrawalになりますが、X上でちょっとおもしろいというと不謹慎なのですがまぁそういった衝突というか対立が起きていて目が離せません。Tier2のCEX(仮想通貨取引所)であるLBankがどうもやらかしているようです。今年の頭にもION(Ice Open Network)とOKXが対立してましたが、新規トークンのローンチはなかなか大変なようですね。

LBankによる$DOGSリスティングの見切り発車

プロジェクトの公式アカウント @realDogsHouse のポストを埋め込みます。 しっかり「LBankがスキャムトークンをローンチしてしまった」と書いてありますね。
要は正式にリスティングの提携をしていないLBankが、他の正規上場よりも先に取引を開始してしまったということです。LBankはある程度名の知れたCEXなのですが、海外userが良く使う格付け的にはTier2というクラスに含まれるイメージが強いです。実際、様々な草コインプロジェクトでも早期にリスティングする先のCEXです。

LBank側の弁明

プロジェクト側から詐欺認定されてしまったLBankが慌てて次のようなPostをしてます。IOUだから問題ない、って意味でしょう。
2022年12月に @PiCoreTeam と各CEXでIOUの一斉上場について大揉めになった事件を思い出しました。
更に続けて公開質問のようなこともしてます。この展開はある意味で新しい感じがするので、折角ですから全訳も載せます。
この場をお借りして、いくつか質問をさせていただきたい。
リアルドッグハウス :

1. Telegramでのローンチから上場まで、LBankはその価値を認識しサポートした最初の取引所の1つです。 プロジェクト プロジェクトの価値を認め、サポートした最初の取引所のひとつです。良いことだと思いませんか?
2. DogsがBinanceに上場したいだけなら、なぜオープンソースにするのか?これは、ユーザーが唯一合法的なプラットフォームであるBinanceでしか#Dogsを買えないということですか?
3. もちろん、Dogsがミームスペースで繁栄するのは喜ばしいことですが、ミームはコミュニティに属するものです。このトークンの所有者はあなたですか、それともコミュニティですか?他の取引所へのDogsの上場に反対することで、このプロジェクトが中央集権的であると言っているのですか?それとも、Dogsはミームコインを装った別のVCコインに過ぎないのでしょうか?
4. 市場前取引は、ユーザーに権限を与え、Dogsの価格を早期に決定する自由を与える方法です。ユーザーに価格を決める自由を与えるべきではないのか、それともプロジェクトチームだけが決めるべきなのか?
5. バイナンス のLaunchpoolはコストなしで大量のDogsを配布しました。一方、LBankは我々のプラットフォームでDogsを購入・保有しているユーザーにエアドロップを提供しています。どちらのアプローチが本当にDogsユーザーとそのエコシステムに優しいのでしょうか?
6. LBankのDogsは偽造品だと主張していますが、#BinanceのDogsだけが正当なものなのですか?全てのLBankユーザーが自由にトークンを引き出せるのであれば、謝罪するべきだと思いませんか?それとも、傲慢と偏見を持ち続け、犬のようにバイナンスを喜ばせようと屈服するのですか?
犬ミームだけに、「犬のようにバイナンスを喜ばせようと屈服するのですか?」とか書いちゃってまして、かなり気の利いたことを言ったような気分になっちゃってるように見えます。
そういうのはmemecoinプロジェクトだけが言える事であって、CEXとかDEXとかDeFiとかGameFiとかのDevまでが勘違いしてしまうのはちょっとナシです。
web3という観点から見ると、LBankの主張もなんとなく尤もらしく聞こえてしまうのがキモです。web3はPermissionless、そう言い切ってしまえばこのような強弁もそれらしく思えてくるのがポイントですね。6番目の質問と言うか主張は、Blockchainのecosystemとしては中央集権である(つまり伝統的金融に近い企業や法人的なアプローチである)CEXでさえ、言ってしまえば我儘で身勝手な主張をしてしまうのが良く表れていて、今後のケーススタディになると思うのです。私はBlockchainは旧世界の枠組みを超越していて世界を革新していくと思っていますが、そのBlockchainにはまだまだこのような破天荒なDevが存在することも忘れてはならないと考えさせられる事象でした。