📌 この記事でわかること
- TelegramとTONの強固な統合: SECとの訴訟を経て完全統合へ至ったTONチェーンが、Telegram Stars(インゲーム課金感覚の導線)や無課金エアドロップを武器に、Web2ユーザーをシームレスにオンボーディングさせる独自の優位性。
- Arbitrum技術を採用したEVM対応L2「DuckChain」: コンシューマー向けの親しみやすいUI/UXを持ちながら、技術基盤には実績のあるArbitrum(Optimismロールアップ派生技術)を採用し、EVMエコシステムからの資金・ユーザー流入を狙う戦略。
- 実戦ミニゲーム「Catch the Duck」: DuckChainエコシステム初期のプレイアブルコンテンツとして提供された、USDTプライズプール(最低出金額20 USDT)付きマージパズルの概要。
本記事は、2024年末におけるTelegram/TONエコシステムおよびレイヤー2ソリューション(DuckChain等)の技術的アプローチや市場動向を客観的に記録したアーカイブ資料です。記事内で言及されている特定のプロジェクト、ミニアプリ、トークン、またはミニゲームへの参加・投資・入金を推奨、あるいは勧誘するものではありません。これらは本邦金融庁に登録されていない海外暗号資産交換業者や非登録業者に関連するプロジェクトであり、利用には極めて高いリスクが伴います。実際の利用にあたっては自己責任(DYOR)を徹底し、最新の規制方針をご確認ください。
本記事は、執筆当時(2024年12月)の市場の熱量や、TONチェーン初のエコシステム拡大期における技術的考察をそのまま記録・保全することを目的としています。そのため、現在の暗号資産市場における実用的な投資情報としては価値を持たない可能性がありますが、Web3エコシステムの歴史的ケーススタディ(資料)として当時の本文のまま公開しています。
TelegramとThe Open Networkのecosystem
Telegram上で動くミニアプリを使った仮想通貨プロジェクトが盛況で、これらの殆どは本来Telegramが開発したThe Open Network、つまりTONチェーン上のプロジェクトです。(紛らわしいことに一部例外があって、Solana/Sui上のプロジェクトも存在していますが)
TONはSECとの訴訟の過程で、Telegramから切り離されて開発が進みましたが、実際にMainnetして以降は実質的には完全にTelegramと統合されているとみて問題ありません。なので、TONチェーンはTelegramの膨大なuserをあの手この手でオンチェーンへと誘うのですが、この方法論はこれまでのBlockchainとは位相が違う成功率を誇ります。
それは巨大なSNSであるTelegram自体がプラットフォームとしてミニアプリを動かすことが可能な為、Telegramを使うことが出来るuserならシームレスにミニアプリ(この場合は仮想通貨プロジェクトのミニアプリ群です)を利用でき、オフチェーンからオンチェーンへの資金移動を簡単に実現できる環境があってのことです。
端的に言うと、Telegram上で簡単に購入できるStarを各ミニアプリ上でトークン(の前段階)に交換できてしまうので、一般的なオンラインゲームなどのいわゆる課金と同じ感覚でオンチェーンつまりはTONチェーンへのオンボーディングを実現してしまうところがキモです。
Starを購入しなくても(無課金でも)Airdropを受けられるプロジェクトが多いので、初期投資をしなくともオンボード出来るのがTONチェーンとTelegramミニアプリの躍進の原動力になっているのは間違いなく、TONチェーン以外のブロックチェーンが苦労しているオフチェーンからのオンチェーンuser確保という高い障壁を軽々と乗り越えていると考えられます。
DuckChain: コンシューマレイヤーとしてのL2チェーン
そのようにBlockchainとして非常にユーザーフレンドリーなTONですが、更なるecosystemの拡大を目論んで、L2チェーンをローンチします。
DuckChainは見た目もUI/UXも典型的なTelegramミニアプリであって、これがL2に繋がる布石とはとても思えないほどコンシューマ向けです。
しかしながら、Arbitrumが開発を担当している模様であり、EVM対応チェーンであると謳われています。Arbitrumというのはご存じの通り、EthereumのL2ロールアップのArbitrumです。Ethereumのecosystemでは先行したサイドチェーンPolygonを追い抜いていて、競合の犇めくL2で最重要な実績のあるチェーンとなっています。
EVM対応ということはEVMチェーンからのuserを獲得することを念頭に置いたプロジェクトだと言えます。ミニアプリによるTelegramコミュニティだけでなく、既にBlockchainに参加済みのuserに照準を合わせたチェーンということであり、今後のTVL増大やM-Capの向上がかなりクリティカルなチェーンになると想像できますので、早めの参加とオンチェーン資産の蓄積を図ることは利が大きいと思われます。
かなり粗いTokenomicsのTeam/Community割合ですが、Arbitrumによる開発・運営ということでOptimism再利用のチェーンでしょうからR&Dのコストはかなり圧縮できているはずなので、その余剰分をコミュニティやecosystemへ配分できているのでしょう。
Ethereumのecosystemで活動するより、TONのecosystemはDevにとっても資金的に優しそうです。
ミニゲームアプリ: Catch the Duck
TON ecosystemの急先鋒となりそうなDuckChainが贈るミニゲームは早くもリリースされています。
こちらはUSDTのPrize Poolが用意されたマージパズルで、ミニマム20USDTからwithdrawalになりますのでぜひチャレンジしてみてください。
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