前回は$MOEWをBuildしたBitget Walletの公式アカウントがポストした$MOEWの起源とも言えるスレッドを振り返りながら、その成り立ちと魅力に触れました。
本来は次に$MOEWのタイムラインに触れるべきなのだと思うのですが、ちょっと整理するのに時間が掛かりそうだったので今回は最近のTelegramにある公式コミュニティのJPチャンネルでの話題やX投稿を基にアレコレ掘り下げてみたいと思います。年明けは生業が忙しくなりがちなので、自分発信の話題をブログでも再利用しようという個人的にとてもSDGsな取り組みです。なので、JPコミュの皆さんには耳にタコな話題なのですが初めての人にはそれなりに面白かったりもしかしたらEducationになるのかもしれないという風に強弁して書き進めます。

1. $BWBを$BGB にマージ
2. マルチチェーン対応 Base / TON / Solana
3. Solanaチェーン上で最初に組んだ$BWBとのLPを取り除きネイティブトークン$SOLとのペアで組み直して大幅な拡張を実現
4. 価格レンジが0.0(3)から0.0(2)へのステップアップ
5. Baseチェーン上のLPプール内にあるMOEWが一時400M（4億）を下回る
6. 3チェーンの中では最後に追加されたSolanaでの取引量増加

$BGBと$BWBの統合が発表され、具体的には$BGBに$BWBがマージされるということが明らかになると、既にBase/TON/Solanaと3チェーンに展開済みの$MOEWがそれぞれのチェーンで上昇を見せました。恐らくなのですが、$BWBを大量に保有しているHolderでもなければほとんどの$MOEW Holderにとっては「望ましい」統合なのではないでしょうか。
また、この統合に先立ち、$BWBのスマートコントラクトがアップデートされましたので、Solana上で組まれていたLPのMOEW/BWBペアがRemoveされ、代わりにネイティブトークンであるSOLとのLPに組み直しが実施されました。
通常、私たち仮想通貨ファンにとってはDEXに組まれた流動性（LP）をRemoveされるのは禁忌に近い忌むべき行為ですから、今回の統合で一番の難所であったと思うのですが、周知も徹底されたとは言えない程度だったのに目立ったパニック売りなどが発生しなかったのは僥倖だったように思えます。$MOEWは他の一般的なミームコインと違い、DevというかBuilderの素性がはっきりしており、しかもそれは大手CEXであるBitgetに繋がるスピンオフプロジェクトなので、Holderも皆いわゆる「ラグプル」の可能性を頭の中から排除していますからそれがパニック売りが発生しなかった内因だったのかもしれません。普通のミームコインプロジェクトならまず間違いなくDumpやパニック売りに発展しているところだと思います。 BWBをBGBに統合することで、Bitgetエコシステムはよりシームレスで堅牢なCEX/Web3になります。その公式ミームコイン$MOEWはBase/TON/Solanaとマルチチェーン対応ですが、12/26に更新されたSolana上のLPは、672 SOLで組まれたばかりであるにもかかわらず翌日12/27の早い段階で1,100 SOLがプール内に蓄積されており、更には1,450 SOLまで増加しました。これはDEXでのSwapでSOLを$MOEWに交換するuserが多いということです。ミームコインは本質的にエアコインであって無価値なものですが、それをそのチェーンで最も有価値なネイティブトークンと交換するということが当該のミームコインのチャートを上昇させ、価値を含ませていく過程になります。

28日になると事態はもう一段階進み、それぞれのチェーンで流動性プールから$MOEWが流出し各チェーンのネイティブトークンが流入する度合いが強まりました。

• Base: 291M
• TON: 33M
• Solana: 111M

これはもう一押しで完全に「Pump」するのではないか、と割と多くのuserが感じる数字です。$MOEWがデプロイしたメインチェーンであるBaseではLP内に当初5B(=5,000M) $MOEWがネイティブトークンBase-ETHと組まれて収納されていたのですが、TON/Solanaへのマルチチェーン化に伴うRemoveとSwapによってとうとう残り291M枚までその数を減らしたのです。

仮想通貨ファンにとってもMarket Cap（以下M-Capと略します）はとても重視される指標です。そして経験的に私たちはM-Capからトークン1枚あたりの価格を類推したり、仮定としてM-Capを何パターンか想定してそこからトークンの予想価格を場合分けしたり、同じセクターやバックグラウンド、Supply & DistributionにTokenomicsなどからM-Capを想像したりするわけです。
時価総額とトークン1枚あたりの価格はリニアな関係にあり、どちらかが想定できれば自ずともう一方も判明するのです。 そこで、$BGBのM-Capは10 Billion（100億）を超えていますので、$BGBと$BWB統合発表後の$MOEWについて以下のような予測が可能です。

1. $MOEWのM-Capが10Bになる時 1 MOEW= 10B/6.2B = 1.61USDT
2. $MOEWのM-Capが1Bになる時 1 MOEW = 1B/6.2B = 0.161 USDT
3. $MOEWのM-Capが0.1B(=100M)になる時 1 MOEW = 0.1B/6.2B = 0.0161 USDT

2024/12/30 6:34(UTC+9) 現在、$MOEWの価格は0.0027 USDTで、M-Capは16.7Mです。 上の予測と同様に書き表すなら次のようになります。

1 MOEW = 16.7M/6.2B = 0.00269 USDT

よって、上に挙げた予測はそれぞれの場合で概ね合っていると感得できます。
さて、妥当な M-Cap の見積もりはいくらになるでしょうか。 現在の値より大きいのでしょうか、それとももっと小さくなるべきでしょうか。

$MOEWというmemecoinプロジェクトは本当におもしろいです。
またもや長くなってしまったので続きはまた次回の更新で。