Coreチェーン、テストネット時代から追い続けてきた私の「本音」

CoreMissionCoreチェーンがまだテストネットだった頃から、私はその動向をずっと追い続けていました。当時の私は、Ethereumのガス代高騰と混雑に辟易し、BSC(Binance Smart Chain: 現BNBチェーン)に避難した多くのDeFiユーザーの一人でした。そんな中で出会ったのが、この「Core」という新しいプロジェクトです。

最初は「またイーサリアムのフォークか…」と半信半疑でしたが、その設計思想を知るにつれ、これはただのフォークではない、と確信するようになりました。なによりも、Coreプロジェクトには当時の定番だったICO: Initial Coin Offeringが存在していなかったからです。 >>関連記事【EVMチェーンでよく聞くGo ETH (Geth) コードベースとは?】


独自のコンセンサス「Satoshi Plus」に痺れた

彼ら(CoreDAO)が掲げていたのが、ビットコインのマイニングパワー(コンピューティングパワー/ハッシュレート)とイーサリアムのEVM(及びスマートコントラクト機能)を組み合わせるという、斬新すぎるアイデアでした。これが、後にSatoshi Plusと呼ばれることになるコンセンサスです。

当時、イーサリアムはまだPoWからPoSへの移行前で、オンチェーンでのネイティブステーキングは構造上不可能でした。だからこそLidoのようなサードパーティが台頭し、流動性を提供していました。 >>Satoshi Plus関連記事【What is Core Chain? CoreDAOのmedium投稿の背景】

Coreチェーンも、そうした課題を解決するビジョンを当初から示していました。テストネットでその片鱗を見ていた機能、すなわちCoreトークンをロックして「stCORE」をミントできるネイティブなリキッドステーキングが、ついにメインネット後の2025年に行われたハードフォークで実装された時は、本当に興奮しました。 >>stCORE関連記事【CoreチェーンがETHを超える?リキッドステーキングトークン「stCORE」が拓く未来のエコシステム】

これって、前回アルトシーズンでBSCがイーサリアムの「弱点」を突いた構造にそっくりだと思いませんか? イーサリアムの弱点、つまりは「高速で安価なトランザクションとDeFiの受け皿」というユースケースを、BSCが見事に奪っていったのです。

そして、Coreチェーンは、そのBSCが抱える「分散性」という課題すら乗り越えようとしています。初期のバリデータ数が21だったことも、BSCと同じで、「なるほど、着実にステップを踏んでいるな」と感心したものです。ホワイトペーパーには、BSCのバリデータ数に対する批判的な記述さえあり、彼らがその点を十分に理解していることが伝わってきました。


次のアルトシーズンは「BTCfi」が主役、そのTVLを巡る壮大なシナリオ

次のアルトシーズンの主役は間違いなくBTCfi(Bitcoin Finance)です。ビットコインの時価総額はイーサリアムの5倍。この巨大な価値を、DeFiやその他の金融アプリケーションで活用する動きは、ブロックチェーン業界の常識を覆すインパクトを持つはずです。

Coreチェーンは、このBTCfiエコシステムを動かすプラットフォームとして、まさに完璧な設計だと思います。ビットコインのセキュリティと分散性を活用しつつ、スマートコントラクトを実行できるからです。

この「ビットコインをコンセンサスプロセスに組み込む」というCoreの独自性は、テストネット時代から見守ってきた私にとって、まさに「これぞ本命」と思える最大の理由です。特に、メインネット後のハードフォークで実装されたBTCの非カストディアルステーキングは、BTCfiがCoreチェーン上で本格的に花開くための重要な一歩でした。

私の個人的な見解ですが、DeFiのエコシステムにおけるTVL(Total Value Locked)の数字は、まさにこの壮大なシナリオの進行状況を示す「羅針盤」だと考えています。

Ethereumは、長らくDeFiの中心として君臨し、そのTVLは圧倒的です。しかし、その巨大さゆえに、新たなDeFiの波をすべて取り込むには限界があります。

一方、BitcoinのTVLは、その時価総額に比べて、まだまだ未開発な領域です。ここに眠る膨大な潜在的価値、つまり「再生産性」を解放するプラットフォームに、次のDeFiの波は集まるでしょう。

Coreチェーンは、このBTCfiのユースケースとエコシステムを独占的に獲得する、まさに「既定路線」を走っているのです。これは、前回BSCがイーサリアムから一部のエコシステムを奪った構造と非常に似ており、次にCoreチェーンがイーサリアムとBNBから、そのユースケースとエコシステムを奪うというシナリオを強く示唆していると思います。

しかも、その開発陣はCoreDAO内部のチームで、まさに「ワンチーム」として動いている。GryphやBitfluxのように、最適な編成をコントロールできる体制は、他のチェーンにはない強みです。今後進んでいく「Core Mission」で取り上げられるDAppsも、要は彼らがコントロール可能なワンチームの成果と言えるでしょう。


ステーキングの未来とCoreチェーンの立ち位置

最近では、SuiやAptosのような新しいチェーンがインフレ率の高いステーキング報酬を提供していますが、実質的にはマイナスになるケースもあります。そして、イーサリアムでもステーキング報酬を株主に還元する動きが出てきています。

ステーキングは、結局のところ、大資本が参入すればするほど「美味しくなくなる」もの。PoSチェーンのステーキング報酬は、まるでアルトシーズンの資金の流れのように、上から順番に巡っていく運命にあるのかもしれません。

Coreチェーンは、コンセンサスプロセスで自チェーンのネイティブトークンだけでなく、ビットコインさえも再生産性を確保できます。これは、他のL1チェーンにはない圧倒的なアドバンテージです。

テストネット時代から感じていたこのポテンシャルが、いよいよ現実のものになろうとしています。Coreチェーンは単なる投機の対象ではなく、ブロックチェーンの未来を担う「コア」な存在として、今後さらに注目されていくでしょう。仮想通貨ファンだけでなく、これからブロックチェーンに触れてみたいという人にも、ぜひこの魅力に触れてもらいたいです。 

【最新CoreDAOロードマップ】FusionからHermes Hardforkまで、進化の全軌跡を解説